“失敗事例で学ぶ” 失敗しないプロダクトマネジメント - PMの必須スキルと、自走する組織のつくりかた -(岡田 康豊)- PdMカンファレンス2019 1日目
2019年11月12日〜13日に渋谷で行われたプロダクトマネージャーカンファレンス2019に参加しました。
以下は私が聞いたセッションを中心にしたレポートです。講演を聴きながらノートしたものがメインですので聞き違いや意図の読み違いがあるかも知れません。ご了承ください。
“失敗事例で学ぶ” 失敗しないプロダクトマネジメント - PMの必須スキルと、自走する組織のつくりかた -(岡田 康豊)
エン・ジャパン株式会社 デジタルプロダクト開発本部 部長 / プロダクトマネージャー
https://note.com/diskdusk/n/na74688ed344c
感想
組織が抱えてる問題、プロダクトマネージャーたちが抱えてる悩みはどの企業、どの組織でも似ているなと思いました。私も前職にいたころは「今は高い評価をもらっているけど、これってこの企業だけで通用する働き方ではないだろうか?今自分は成長しているんだろうか?」のような悩みを抱えていました。どこでも通用する働き方、スキルという概念は大事ですね。あとはこういうカンファレンスに参加して働き方を共有したり参考することも大事だなと思います。
エン・ジャパンのブースでPM HEXを実際やってみたんですが、これまでPMが身に着ける必要あるの?って思えるところがありました。例えば高級プログラミング言語や、専門家用のグラフィックツールもHEXに含まれていたので、HEXが狭くなり落ち込みました。そのあとPMMeetupで他のPMの方と相談しました。プロダクト全体でHEXをバランスよく埋めることができればPMが一人で全部できなくても大丈夫だと。なるほどと思いました。
講演内容
本講演
数年前の組織
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インパクトある退職
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低いテクニカルスキル
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外部パートナー一社の開発体制
→ 属人化するプロジェクト運営
→ 生まれない新プロダクト
3つの問題
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自分の仕事や役割をうまく説明できない
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自分の持ってるスキルを説明できない
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自分は他社で通用するか不安
PMが抱えやすい不安・・・どうすれば?
ダメなプロダクトが無駄に世に送り出される一番の原因は、ほとんどの場合、会社の中でプロダクトマネージャーの役割が明確にされていないことと、プロダクトマネージャーとなる人に対する教育が不十分なことにある。(INSPIRED)
振り返ってみると名ばかりのプロダクトマネージャーだった
解決策-
PMの役割を明確にする
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PMが持つべきスキルを明確にする
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どこでも通用する働き方
自分たちの居場所は自分たちで作る!
スキルの明確化
PM HEXを利用
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Project Management
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Dev.
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Design
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Business
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Domain Knowledge
組織改革
自走する組織
SQL勉強会
Tableauモクモクかい
noteに書いた
プロダクトマネージャーはスーパーヒーローにならないといけないのか
誰より責任をもって推進できなければならない
結果
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退職者の減少
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個々人のスキルアップ
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開発内製化・外部10社以上と連携
及川さん対談
※ 講演後、Tably株式会社代表取締役の及川卓也さんと佐藤里佳の対談がありました。
佐藤:エン・ジャパンどうでしたか?
いたはいたんですが、役割もスキルもあいまいで、相談させていただきました。
そこでスキルチャートが生まれました。
いろんな会社が試みていたんですが、形だけでなくきちんと取り組まれていて、これは使える、素晴らしいと思いました。
原型は3年前に作って、リーダーを巻き込んで。
会社ごとに必要な能力は異なると思うので、会社の組織とフェーズに合わせて。
同じようなことを違う職種でもやってみようと思ったけど一個一個の項目を作ることが難しかった。
最初は人事評価にも使おうとしたけど今はやめた。
お勧めしたいのは 1on1のキャリア相談に使うこと。
あらゆる手段をつかって、成功に導く助けを乞うことができれば。
フェーズもあると思って、初期は売上といってもちょっと。
プロダクトマネージャーカンファレンス2019 1日目シリーズ
- ORDINARY PEOPLE, EXTRAORDINARY RESULTS(Marty Cagan)
- Special Session(Kaarel Kuddu)
- LINEにおけるお金とユーザーのジレンマ(二木 祥平)
- ピクシブのプロダクトマネージャー、自己組織化されたチーム、チームを支える組織(佐藤 里佳)
- “失敗事例で学ぶ” 失敗しないプロダクトマネジメント - PMの必須スキルと、自走する組織のつくりかた -(岡田 康豊)
- コミュニティマネジメント: プロダクトの開発と展開をコミュニティが加速させる(馬田 隆明)
- 企業が求めるプロダクトマネージャーとその人材戦略(対談)
- 発明、ドッグフーディング、プロダクトマネジメント(増井 俊之)
- Keynote Session(Harry D. Moseley)
- まとめ